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タテキン
『徒然なる魂』〜〜小話集〜〜  
回想

私が、成田空港から出発したのは、2001年1月12日の夜です。
ケアンズに到着したのは、翌日。
なので、今日でちょうど2年5ヶ月が経ちました。

月日が流れるのは、早いようで短いですね。

色んな人に助けられました。
親の話は、また後にしまして、その他に助けられたのは、当時の彼女でした。
とても私を応援してくれました。
“行かないで”
という言葉は、一度もなく、私の為になる事だったら、応援してくれる、そんな方でした。

今でもとても感謝しています。

空港まで送りにきてくれ、二人でボケ〜ッとカフェして、プラプラして、何でも無いことをしていました。

時間が来たので、私はゲートをくぐりました。
彼女は最初は少し泣いていましたが、最後は本当に笑顔で見送ってくれました。

私は、不思議と悲しくはなく、希望に胸を膨らませ、彼女の事やその他の事など、深くは考えていなかったんですね。
彼女と会えなくなる、とか、これで日本とも遠くなる、とか、考えませんでした。

しかし、しばらく歩いて、なぜか公衆電話を発見した時、その想いはジワジワと溢れ出しました。
もう後戻りはできないんだな、とか、これからの私はどうなるんだろう?など。
無性に彼女に電話がしたくなり、電話しました。
なぜか、その公衆電話が私にスイッチをおしたんですね。

初めて泣きました。
涙が止まらないんです。
恥ずかしいんですけど、止め処なく溢れ出してきて、どうしようもできませんでした。
言葉も発せられず、ただ受話器を握って、彼女の声を聞いていました。

彼女に対して申し訳無い事をしているかもしれない

ようやくそう思ってしまいました。

飛行機に乗り、消灯した後、イヤホンから流れる邦楽が忘れられません。
当時の私にマッチしてしまい、今でも覚えています。

ケアンズに着てからの彼女とのやりとりは、今では記憶の片隅にいってしまいましたが、本当にステキな方に出会えたと思います。

 

語学学校で出会った仲間がいました。
一緒に車で5時間ぶっとばしたタウンズビルという町にいきました。

どうしようもない彼氏とは分かっているのに、信じてしまう友達(女)
その彼氏からただ逃げたくて、一人の時間が欲しくて、ケアンズに来てました。
声がでなくなるまで身体を壊し、分かっているのに彼氏の元に戻っていってしまった。
そんな女性がいました。

彼氏と別れて、ケアンズに来た人は、他にも数人いましたね。

就職前の数ヶ月の期間、ワーキングホリデーを利用し来豪してきている人。
もいました。

色んな国の人と出会えて、言葉を交わし、価値観の違いに触れる事は良い刺激です。
他の国の女性と付き合う事は、色々と難しい。
やっぱり言葉が100%通じ合える事はとても重要

勢いだけでは、長くは続かない。

インストラクターになる為の努力はかなりしました。
けっこう遠回りな勉強の仕方でしたけど、それなりに余計な雑学も身につき、色々な応用ができるようになりました。

インストラクターを取得した時は、思わず泣きそうになりましたが、それよりも今後のダイビング将来の事を考えていたので、涙は出てこなかったです。
とりあえず、目標の一段落がついた瞬間。
インストラクターになる事は、はっきり言って大した事ではないのだけれど、私が目指した“資格だけではない”インストラクターになれたその瞬間を今も鮮明に覚えています。

 

色々な人を見送りました。
日本に帰る人、ラウンドで他の都市に行く人。。。。。
もちろん、全て見送り。
見送られる事は一つも無いですよね。
泣いたり笑ったり、、、、色々な思いが空港・駅であった事を思い出しました。

今度は、私がその空港の中へ入っていくんだな、なんて思うと懐かしいです。

人を見送る度、空を見上げて飛行機を見る度、日本への思いは募るばかりでした。

矛盾しているかもしれませんが、本気で帰りたい、と思った事は一度もありませんが、なぜかいつも遠い日本を思っていました。
正直言うと、今も特に“どうしても日本に帰りたい”とは思っていません。
だけど、自分の中のケジメとして、帰る事を決めました。

両親にも会わないと申し訳無いし。

仕事中の私と、プライベートの私はやっぱり違うらしく、いつもプライベートの私に戻ると、優しく
「お帰り」
と言ってくれる。
仕事後に言ってくれる訳ではなく、プライベートの私に戻った時に言ってくれる。
仕事後でも仕事の顔をしている時が多々あったみたいです。
世の中、反省です。

マリファナ好きのオージー
陽気とは裏腹に、その倍、イライラが返って来ます。
表裏一体
切れた時が一番恐ろしい。
理性と欲望のジレンマ
ケンカの絶えない夫婦・恋人同士

恋人がいないと生きていけない人達
恋人との寂しさを紛らわすのは、擬似恋人
思い込みが、本気に
愛される事より愛す事が重要
追いかけられるより、追いかける恋愛
常に刺激を求めている
愛されれば、また次の人
揉め事を作っているのは自分なのに、被害者妄想

自分勝手な人
言っている事は、その時の気分次第
表と裏とは正反対
言う事は、筋が通っている風に思わせ
自分の為なら、人の幸せを壊す
机やイスを蹴っては威勢をだす
最後は、「怒鳴って悪かったね」
「あなたの為を思って言っているんだよ」
「あなただから言っているんだよ」
「言われなくなったら終わりだよ」
下手な宗教の勧誘の様に

女の為に、自分の人生を変える男
弱い者同士の傷の舐めあい
男は情に弱く
女は知らず内に情を利用する
恋は盲目
仕事も将来も友情も義理もチャンスも恩も
何もかも見えない
その今を生きている
それでしか生きていけない
過去の不幸を同情の糧にして
男を利用する
その男も、また次の男の同情の糧となる
ウソだらけ
恋愛はウソだらけ
ウソが思い込みになり
本気に変わる

自分が思っていた結末とは余程かけ離れている
男から逃げてきたのに、別の男から逃げる為に去っていく

勘違い
お金は、一番の揉め事の原因
言った言わない
払った払っていない
友達だから、知り合いだからは関係なし
我慢すると決めたら、とことん我慢
言うと決めたら、納得するまで解決
お金で信頼は得られない
自分が損をするだけ

実力だけでは生きていけない
実力を証明し、評価してくれないと意味が無い
評価は待っていても返って来ない
常に「実力発揮」⇒「評価」がなくてはならない

愛情はとっても重要です
自分の事を想ってくれている
そう思うだけで、見える物事が違ってきます

私は、お土産を2つ買いました。
2つだけ買っちゃいました。

1つは、私の母親
もう1つは、私にとってとっても大切な人に
ここ数ヶ月、私にとって掛け替えの無い方へ
高価なものでは有りませんが、気持ちを込めて買いました。
人は、一人では生きて行けませんね



 
 
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