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タテキン
『徒然なる魂』〜〜小話集〜〜  
伝説A

伝説再び!!
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それは、つい先日のことでした。
今まで、数々の伝説を打ち出している私ですが、今回もやりました。
アケボノハゼ。ヒオドシベラ幼魚。ミンククジラ。ジンベイザメ。ザトウクジラ。ジョーフィッシュ。ナミフエダイ。ウコンハネガイたくさん。。。。。。。。。。。

全てはとてもここでは書ききれませんが、またやりました。

本当に、やばいです。

いや、マジで。

それは、もちろん普通の変わりない日に起こりました。
いつものように、お客様とダイビングポイントにご一緒させていただいていた時です。
そこのポイントは、珍しい所ではなく、その日も特に変わり映えは無かったです。

 

そう思っていたのは、 私達だけ でした。
浅はかだったな・・・・・と。

 

いざ、水中世界へ。
楽しくワキアイアイとダイビングは進んでいきます。
私達ダイビングガイドは、前だけを向いてコースをたどるだけではなく、お客様の状態・生物の紹介・その他もろもろ、状況によってコースを変えたりします。
なので、時々お客様の事を見るため振り返ります。
当然ですよね。(偉そう・・・・)

その時は、ふと注意深く、長く時間をかけ、振り返っていました。
お仕事ご苦労様です。

さて、一仕事終わって、前を向いて進もうかな!!と思い、前を向いたところ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ところ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

目の前に、壁が出来ていました。

壁・

 

そう、

 

それは、 ロウニンアジ1m級大群 。数百匹はいる様な群れ。
私に向かって突進してくるんです。

ひょえーーーー

本当に驚きました。

それまではなんでもなかった前方。

後ろを見て、前を見直した瞬間、とんでも無い事になっていました。

それはまさに、 「だるまさんがころんだ」「ぼうさんがへをこいた」 をしていて、負けた事にキレた小学生の集団が突進してくるかのよう・・・・
(自分でも意味が分かりません。)

とにかく、ロウニンアジが目の前50cmを大群で通過していったんです。

 

通過していった!!!!

 

と、思っていましたが。

 

ここからも伝説です。
通過していきませんでした。。。。。

目の前で、一斉に振り返り、引き帰していったのです。
一斉にやるもんだから、ロウニンアジもスペースがなく、、、、もちろん私にも。

お互いビックリしてました。
ロウニンアジにしてみれば、
「えっ?引き帰すの?」
「おいおい、急だよ」

「・・・っていうか、そんなスペースないよ。無茶言うなよ」

てな感じでしょうか

私も驚きました。
通過するのもだと思って、ロウニンアジの側面を眺めていたら、顔が一斉に私に向かってくるんです。
ロウニンアジと私の“にらめっこ”。

食べられるかと思いました。
私は日本人なので、魚好きです。
アジ!大好物です。
ごめんなさい。

いや、ケアンズにきて、魚料理は全くと言っていいほど食べていません。
こっちは、肉が主流なので。。。。魚はあんまり売っていない関係上。

 

だから、許して。

 

 

あっ、そういえば、先日@さんと寿司を食べたな。
食べてしまったなぁ・・ ・・ ・・・ ・・・・

 

などと、一瞬でザンゲしました。
なんとなく、アジの突進に納得した一瞬。

 

想像してみてください。

1m級のアジが数百匹、目の前50cmを通過していく光景を。
しかも、目の前でUターン。一斉に睨まれる。

 

結局は、大丈夫でした。
私は無事です。

ロウニンアジは、全て引き帰して行きました。

最後は、彼らの後姿をみながら拍手。拍手。バンザイバンザイ。
安心感と、感動が入り混じり。。。。

 

私が勝ったのでしょうか?
私に恐れをなした。と言う事でしょうか。
ははは。
ふふふ。

そうではない事は、地球が丸い事くらい分かっていますが、一応言ってみました。



 
 
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