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タテキン
『徒然なる魂』〜〜小話集〜〜  
両親と豪旅行E

とうとう、やってきました
ケアンズ!! 

両親と私

まずは、日本料理店で夕食をしました。
食べ放題だったので、親父は、食べまくります。

いつもそうなんですが、何故か食事だけはたらふく食べます。
お腹が破裂しそうになるまで。

テーブルには食事がたくさん残っており、しかもお腹がいっぱい寸前 なのに・・・・・・・・

親父
「ラーメン頼もうか?」

 

 

意味が分からん

なんとか気合いで親父と二人で残さず食べました。
ちょうどそこに店員さんが・・・・

店員
「他に何かお持ちいたしましょうか?」

親父
ひぇひゃー ーー ーー、もういい。 うプッ 」
とっても幸せそうに言っていました。

死ぬまで食べないと気がすまないらしい。

 

母親は母親で
「ここのお店は美味しいですね」(笑顔)

と例のごとく話しかけます。
2・3分は話していました。 (/o\)

翌日は、キュランダ村へ行き、私も初めてスカイレールやキュランダ列車に乗りました。
因みにキュランダ列車は、「世界の車窓から」 (テレビ番組)に10年間オープニングかエンディングに使われていたみたいです。

スカイレールでは途中で降りる事ができます。
そこでもツアーガイドさんが、熱帯雨林を案内してくれます。

ガイド
「この熱帯雨林の○○○(名前は忘れました)は、アボリジニの方々が昔、髭剃り として使っていたものです。ここの葉っぱ の部分がギザギザですよね。」

と、もちろん私も知らない情報をたくさん言ってくれます。

感心している私

 

 

 

そんな場合ではありませんでした。 (@_@;)

 

その時、親父は、おもむろにガイドさんの所へ行き、その葉っぱを取り上げる と・・・・・・・・・・・・・

 

 

もうお分かりですね。

ジョリジョリ

 

勝手に髭を剃り始めます。

一同、一瞬時間が止まります。

親父
「そういえば今日は髭を剃るのを忘れたなぁ。っはっは。」

 

 

・・・・・・・・

 

キュランダ村では日本の家族にお土産を買っていました。
メインは、孫のマナ(2歳くらい)

色々と悩んだ結果、Tシャツになったみたいです。

オージーの女性が店員さん だったので、がついていきました。
真剣に悩んでいる両親

店員さんも真剣 私を通じて 相談に乗ってあげてくれています。

一番の悩みどころは、やっぱりサイズ
2歳なので、すぐに大きくなり、サイズが合わなくなるのを恐れています。
孫はこの旅行には同行していないので実際に着せる事もできず、正確なサイズも確かではありません。

店員さんは、2歳だったら、これくらいではないか???

と、アドバイスしています。

母親は、正確なサイズは分からないし、これから大きくなるから、もう1サイズ大きいのが良いんではないか?

という感じです。

私を通じての会話でしたが、はっきり言って両者同じ事ばかり 言っています。

何回も同じ事を言うもんで、気がついてみたら ・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

母親が直接、店員に話しかけていました。

 

当然、日本語です。

私に話しかける様に・・・・・・・・・・

何を言っているか分からないが、笑顔で応じるオージー店員

 

 

テンパッ ていて、私の母親は何がなんだか分からなくなったのでしょうか?

ビックリしました。
結局は、1サイズ上のTシャツを買うことになったみたいです。

キュランダは、実は色々と観る所があって、何回か行きましたがガイドさん付きのツアーは楽しいかったです。
子供の様にハシャイでいる両親を見ていると、なんだか私も両親に対する価値観が変わっていきました。

ケアンズに帰ってきて、今度は●Kギフトショップ でお買い物です。

私は、特に買う物はないのでプラプラしていましたが、親父は事あるごとに
「俺は巨●が嫌いなんだよなぁ。」
を連発しながら、色々と買っていました。

 

 

┓(´_`)┏

 

 

なんだか、親父も旅行が楽しいせいか、テンションが上がりまくってきて、財布の紐もゆるくなってきたみたいです。
「これは、誰々に。じゃぁこれは誰々に。」
という風に、色々な血縁関係の方々にお土産を買い始めようとしています。

もちろん、我が家は貧乏です。
お世辞にも小金持ちとも言えません。

 

なんとか、その勢いを私は防ぎましたが、新しい家族というのは大事なもので、孫もそうなんですが、娘へのお土産 は止められませんでした。
つまり、私から言うと、義理の姉さん
親父からいうと、 義理の娘

私の兄貴のお嫁さん ですな。

親父
「よし、ではオパール を●●(嫁さん)に買っていこう」
注:オーストラリアはオパールが有名です


「もっと安いお土産の方がいいんじゃない?」

と言ってもダメでした。

母親と相談 しながら店員と話している親父

 

私は、諦めて適当に店内をプラプラし、また両親の元へ戻ると、なんとか 決定 した感じです。

 


「決まった?」

母親
「うん。なんとか決着したよ。いやーーー、オパールは 10月の誕生石 だからさぁ」


「ふむ」

 

 

 

 

母親
「私が買ってもらう事にしたよ。」

 

 

どっしぇ〜〜〜〜〜〜〜

 

確かに母親の誕生日は10月ですが、私は一瞬話の展開についていけませんでした。

 

注:ちゃんと、嫁さんには他の物を買ってあげていましたよ。

 

その夜は、レストランで食事です。

旅行も最後となりました。
翌日は、両親の帰国日です。

 

ワキアイアイと、この旅行の話などをしながら楽しい会食は続きます。

お土産 の話をしていると、母親が孫娘 にもう少し買っていきたい様な事を言い始めました。

 

私も相談に乗ってあげ、私的にはGBRが舞台でもあるし、ちょうどタイムリーな「 ファインディング・ニモ」 の小さな「ぬいぐるみ」とかが良いのでは?と思いました。


「ニモが流行っているから、それ関係はどう?」

 

 

 

 

母親
「そっかー、流行っているもんねファイティング・ニモ

 

 

 

ファイティング・ニモ
FIGHTING・NEMO
闘うニモ

 

こらこら
ボクサーじゃないんだから

 

 

 

そのレストランは、踊り子さんがいて、ダンスを披露してくれます。

なんだか 私が踊らされる 羽目になり、続いて 親父 も。
嫌がっていた 母親 も踊っていました。

アホ家族 丸出しになってしまいましたが、私はなんだかそんな事も楽しくなり、両親も心から楽しんでいました。

外国というのも、人目をあまり気にさせない要素なのでしょう。

真剣に楽しめた豪旅行でした。

 

私も 初のケアンズ脱出 という事で、新鮮と感動の豪旅行でしたが、なんだかそれ以上に、両親も新鮮でした。
最初は、旅行に同行する事は考えていませんでしたが、結果的に同行して良かったです。

それは、両親も同じだったようで、この旅行で私に対する見方も変わった感を受けました。
両親が日本に帰る日の朝、飛行場に向かう為、両親はバスに乗り込みました。その時、親父は私に真剣な顔で「自分のやりたい事をやり抜きなさい」と言い残しました。
去り行く両親を見送っている時、母親は、座席から立って後部座席まで歩きながら、切ない表情で私が見えなくなるまで手をふっていました。

私も次に会うのはいつ頃なんだろう?
と思いながら、今後の事を考えていたのを覚えています。

 

以上で両親との豪旅行が終了です。
最後に、私の両親の事を色々と書きましたが、ご承知の通り、少し
誇張 して表現している箇所が多々 あります。
私の両親に会った事がある方なら、大丈夫だと思いますが、これから会うかもしれない方、いや、会わない方も、私の両親に対して
偏見 は持たないでくださいませ。 (o_ _)o
一応、皆さんにお願いしてみました。 C= C= \(;・_・)/



 
 
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