第２回（１８/ＡＰＲ/２００２）
〜〜〜ＳＣＵＢＡＤＩＶＩＮＧについて考える〜〜〜

皆さんは、「ＳＣＵＢＡＤＩＶＩＮＧ」という言葉を日本語でどのように発音しますか？
ほとんどの人は、「スキューバダイビング」と発音するでしょう。
しか〜〜〜し、本当にそれで良いのでしょうか？我々ダイビングインストラクターの聖書？？といえる、マニュアルには、しっかりと「スクーバダイビング」と書いてあります。私の知る限り、アメリカ関係のＳｃｕｂａ団体（ＮＡＵＩ・ＰＡＤＩ等）の日本語マニュアルは「スクーバ」と書いてあります。
なので、「スクーバ」です。
更に書くと、英語を話す人が「スキューバダイビング」と言った事を聞いた事がありません。
ヒヤリングが長けていない私でも、「スキューバ」と「スクーバ」の違いは分かります。
第一、「ＳＣＵＢＡ」で「スキューバ」と訳すのに無理があります。
「スＱ」なんてのは、もってのほかです。

これから皆さんも「スクーバダイビング」で行きましょう。照れ臭い事はありません。
なぜなら、私の母親は普通に「スクーバダイビング」と言っています。
それは、私が初めから「スクーバダイビング」と言っているからです。

誰が最初に「スキューバ」と言ったのでしょう？その語源を知っている人がいたら教えてください。

日本人は、決められたレールに乗るのが好きな人種です。
別の言い方をすると、横並びが好きな人達です。
例えば、教育課程で、親は子供に「隣の××ちゃんはテストで１００点取ったのに、なんで貴方はとれないの？？」とか言ったりします。
それとは別に、会社とかでも、同僚が上司に気に入られようと、一生懸命無給で残業をします。すると上司は他の社員に「××君を見習え！！お前らもああいう人間にならないと認められないぞ！！」とか言ったりする。
という事で、常に日本人は、自分の周りを気にしながら生活しています。どうでも良い細かい所も気にしてしまいます。

それは、良くありません。日本人もそれは分かっている筈だけど、なかなか直りません。

本題に戻すと、周りが「スキューバ」と言っているから、「スクーバ」と言えない日本人は、間違っています。
恥ずかしい事でも何でもありません。
正しい物事というのは、周りに合わせる事では無く、自分が間違っていると思った事！！です。

これから皆さんも是非「スクーバダイビング」と言いましょう。
ここから日本社会は変わっていきます。

今の日本に必要なのは、景気回復ではなく、この

“”

でした。